日日の背信

  • 生活 家庭
  • 原保美 池内淳子 喜多道枝 若宮忠三郎
  • 30分钟
  • 病気がちの妻のほかは、地位も財力も何ひとつ不自由の…病気がちの妻のほかは、地位も財力も何ひとつ不自由のない経済雑誌の壮年社長・土居広之は、山の温泉宿で行きずりに屋代幾子という女を知った。彼女は銀座で宝石商を営む六角庫吉のめかけである。六角は横暴だったが、不幸な境遇から彼に救われた幾子は忍従の生活を送るばかり。土居はそんな女の姿に心をひかれる。幾子は六角からタバコ屋をまかされていた。土居はその店に通った。親友の大学教授・岸やバーのマダムに応援を頼んだが、幾子の態度は変わらない。やがて六角は土居と幾子の交渉を知り、彼女をぶつ。その時幾子は初めて自分の生活を立て直す決心ができる。そして、いまでは自分の心の奥まで入ってきている土居に相談したところ、彼はこころよく職も家もみつけてくれた。二人は激情を抑えがたく、伊香保へ旅行する約束をする。当日、土居の妻・知子の病状が悪化し、彼は心ならずも幾子を裏切ってしまう。土居にすべてをかけていた幾子は失望のあまり、六角にところへもどろうとしたが、事情を知ってすべてを許す。そして二人は激しい雨の夜結ばれる。土居の楽しい毎日は、妻への背信に悩む毎日でもあった。彼は幾子に恋しながら、妻も愛していたのだ。しかし、知子の死がとうとうやってくる。「やさしいよい奥さんを迎えて」という知子の信頼しきったことばを聞くと、土居はいままでの背信が居たたまれなくなった。彼は幾子をつれ、妻の死んだ伊東の別荘に行き「僕と別れてほしい」というのだった…。【以上、朝日新聞1960/06/28付より引用】昼間の主婦族をテレビの前に釘付けにして、昼の番組編成を大きくかえるきっかけとなった昼のメロドラマ、通称「昼メロ」のはしり。1957/04/01~1957/12/31まで同じ題材がラジオで放送された時にも「よろめきドラマ」と呼ばれ、家庭にいる主婦に多く聴かれていたが、テレビドラマとして登場となると、愛欲シーンはいっそう刺激の強いものとなって、賛否こもごもの反響を巻き起こして話題になった。アップシーンの多用が主人公たちの心理描写をシリアスなものにした。「テレビドラマ全史」では1960/09/19放送終了と記載されている。提供・東洋綿花ほか。

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  • 已完结

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